Opera20号
7/16

対談をおえて――中村春基7 JAPANESE ASSOCIATION OF OCCUPATIONAL THERAPISTSったのではなく、その人の力でよくなったわけですから、それこそありがとうですね。「あなたは頑張ってくれた、ありがとう」という言葉が出ないとあくまでも俺の力でこの人を治したんだと思ってしまうわけでしょ。●だから率先して言い続けていればいいんですよ。「なんかこの頃、この人ありがとうとよく言っているよ。自分でもちょっと言ってみようか」と思わせればいい。100万回言っていれば、いくら無愛想な人でも1回ぐらい「ありがとう」と言ってくれるかもしれませんよ。(笑)ただいた方にも信夫さんのお人柄をお伝えすることができれば嬉しい。さらに言えば、『人はことばで磨かれる』でいただければ、「ことば」を通して、日々の生活や人との交流、仕事などさまざまな気づきを与えてくれると思う。最後に、『嬉しいことばの種まき』の帯には、「確かな技、これにあり 美しい日本語をいかに語るか。本書はその極意を教える」(作家山本一力)とある。本文にもあったが「ありがとう」の感謝のことばを100万回。誰もができそうである。信夫さんに心から「ありがとう」である。信夫さんのさらなるご活躍を祈念している。楽しい対談であった。今回の対談のお相手はどんな方だろうと興味津々、不安半分。事前に担当者から渡された、村上信夫さんのご著書『嬉しいことばの種まき』(近代文藝社)を読むと、信夫さんの「優しい」「謙虚な」「プロフェショナル」といったお人柄が想像でき、早くお会いしてお話を聞きたいという気持ちが高まった。はたして、対談の会場に颯爽と現れた信夫さんは一言でいえば「かっこいい」、その立ち居振る舞い、表情、声、話の間、話題性、ことば遣いなどで、「嬉しいことばの種まき」をそこに繰り広げられた。1時間半という対談時間が、本当に一瞬のように感じられた。本文をご覧い(清流出版株式会社)など信夫さんのご著書を併せて読ん    Photo/関大介

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る