機関誌『日本作業療法士協会誌』

小林毅氏 2025年飯田賞奨励賞を受賞

 本会常務理事の小林毅氏(会員番号:2057)が一般社団法人日本義肢装具学会の「飯田賞(奨励賞)」を受賞し、去る2025年11月8日・9日に開催された第41回日本義肢装具学会学術大会時の「会員への報告会」において表彰されました。受賞理由は「永年のサリドマイド被害者の生活障害に対する研究、切断者のQOL、義肢装具・支援機器等の普及、教育および学会活動に対する貢献」に関する功績でした。これまで1名の作業療法士が飯田賞本賞を、15名が奨励賞を受賞しています。
なお、飯田賞とは、故飯田卯之吉氏が永年にわたり義肢装具の発展のために尽くした業績を偲んで、1981年に日本義肢装具学会にて設けられた賞です。義肢・装具・リハビリテーション工学の分野で優れた業績をあげた者を表彰する、たいへん名誉ある賞であり、本賞と奨励賞からなります。

日本義肢装具学会 飯田賞奨励賞を受賞して

 このたび、日本作業療法士協会からご推薦いただき、日本義肢装具学会から飯田賞奨励賞を受賞することができました。今までの多くの皆様方との作業療法の一つが、このように評価していただけたものと感謝申し上げます。
とは言え、もちろん新卒で大学病院に就職したので、一般的な福祉用具の適応を図ったり、自助具等を製作したりということはしていました。しかし、整形外科では骨軟部腫瘍の患者さんが多く、義手や義足の訓練だけではなく、仮義肢ができるまでの間には“訓練用”と読んでいた自分たちで組み立てた義手や義足で訓練を始めるといったことは予想もしておらず、今で言う“早期訓練”をしていたことや多くの先生方にご指導いただけたことが大きな財産となっています。これからは、恩師から伝えていただいた「後輩に伝えてくださいね」を胸に、少しでも行動していきたいと思います。
結びになりますが、このような賞をいただいたことを弾みにして、2027年11月には第43回日本義肢装具学会学術大会の大会長を務めることになっています。作業療法士としては3人目の大会長となりますが、作業療法士らしい企画を盛りだくさんにしたいと考えています。ぜひ多くの作業療法士にもご参加いただき、仙台でお会いできることも楽しみにしています。

(小林 毅)

飯田賞表彰式の記念撮影(小林氏は写真左。右は日本義肢装具学会理事長の花山耕三氏)