アルツハイマー月間

9月21日は世界アルツハイマーデー・9月はアルツハイマー月間です

1994年9月21日、スコットランドのエジンバラで第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催され
会議の初日であるこの日を「世界アルツハイマーデー」と宣言しました。
アルツハイマー病等に関する認識を高め、世界の患者と家族に援助と希望をもたらす事を目的として
毎年9月21日を中心にアルツハイマー病に関する様々な取り組みが行われています。
(全国各地のオレンジライトアップやイベント等については厚生労働省のホームページをご覧ください。)

このページでは認知症の方とそのご家族へ作業療法がお手伝いできることを紹介します。

動画「二本の傘」について詳しくはこちら

認知症の方への作業療法とは

2015年1月に策定された「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」において、認知症の人に対するリハビリテーションは、「実際に生活する場面を念頭に置きつつ、有する認知機能等の能力をしっかりと見極め、これを最大限に活かしながら、ADL(食事、排泄等)や IADL(掃除、趣味活動、社会参加等)の日常の生活を自立し継続できるよう推進する。」と示されています。
作業療法では医学的知識に基づき、認知症の方の環境や個人の背景因子も含めた相互に関連する生活全体を捉え、ひとりひとりの生活がしやすくなるよう環境調整や身の回りの工夫、周囲の方の関わりへの助言などを行います。

  

平成28年度老人保健健康増進等事業「認知症のリハビリテーションを推進するための調査研究事業」より
「認知症のリハビリテーションに基づく、生活行為を続けるためのヒント集」

作業療法士は認知症のある方とそのご家族を医療機関だけでなく地域の様々な場所で支援しています

これまでホームページ等に掲載した記事を紹介します

初期集中支援チームにおける作業療法士の役割

認知症になっても、その人らしく地域の中で暮らし続けることができるために、さまざまな取り組みが行われている。「認知症初期集中支援チーム」は、認知症が疑われる段階から積極的に支援に関わることで、認知症当事者が地域で暮らし続けることを支援するための、多職種による取り組みだ。この取り組みにおける作業療法士の役割を探る。

初期集中支援チームの山口さん

群馬県前橋市では2013(平成25)年から、国のモデル事業として「認知症初期集中支援チーム」が設置され、認知症の方やその家族を訪問支援する取り組みを行っている。「認知症では、初期の対応が非常に重要なのです。これまでは、医療・福祉サービスにつながる前の段階での支援体制が整っていなかった」と話すのは、前橋市認知症初期集中支援チーム(以下、支援チーム)の作業療法士・山口智晴さんだ。認知症の方やその家族が「認知症になっても安心して生活していく」ためには初期の対応が非常に重要であるとの考えから、初期集中支援を行っている。続きはこちら

 

認知症カフェにおける作業療法士の取り組み

「認知症対応型カフェ(以下『認知症カフェ』)」をご存じだろうか? 認知症の方とその家族を中心に、当事者や家族同士、地域の方々、あるいは医療・福祉の専門職との出会いの場、交流の場として、近年注目されている取り組みだ。認知症カフェに携わる作業療法士を取材した。

れもんカフェの入り口の様子

京都府宇治市、駅から徒歩20分と、少し離れたところにあるカフェ。ある日曜日の午後、その小さなカフェは、多くの人で賑わっていた。入り口の看板には「ようこそ、れもんカフェへ」の文字。「れもんカフェ」とは、宇治市内で開催されている「認知症カフェ」の名称だ。この日は、認知症の当事者、あるいはその家族を中心に、30人以上の人が「れもんカフェ」に集まった。続きはこちら



若年性認知症コーディネーターとしての取り組み

認知症の中でも、65歳未満の人の認知症を「若年性認知症」という。患者数が少ないせいもあってか、「若年性認知症」という病気は、まだあまり知られておらず、支援体制も整っていないという。若年性認知症の支援を行う「若年性認知症支援コーディネーター」として活動する作業療法士の姿を追った。

東京都町田市に住む58歳の男性、Aさん。3年前に若年性認知症を発症した。発症当時は、大企業に勤務し管理職として活躍していたが、次第に記憶障害などにより、業務に差し支えが出るようになったという。勤務する企業の産業医から相談を受けたのが、東京都目黒区にある「NPO法人いきいき福祉ネットワークセンター」に勤務する作業療法士であり、若年性認知症支援の当事者や家族を支援する「若年性認知症支援コーディネーター」である駒井由起子さんだ。続きはこちら

 

都道府県の作業療法士会でも取り組みを行っています

各都道府県にある作業療法士会では、作業療法士が認知症の方を支援するにあたってのスキルアップのための研修会の実施や、自治体が行う事業への協力、家族会等への支援に取り組んでいます。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により予定していた活動が中止・延期となったところも多くありますが、SNSを活用した啓発活動や、自粛期間中の暮らしの工夫を知らせるリーフレット作成、webでのセミナー開催など、この状況だからこその新たな活動を始めたところもあります。各都道府県士会の活動についてはこちらよりご覧ください。