実地経験について
実地経験説明動画
注意:字幕の表示/非表示は画面右下の設定(歯車のマーク)から切り替えることができます。
この動画の字幕はYouTubeによる自動生成のため一部正確でないことがあります。
実地経験とは何か
現場における作業療法士としての経験そのものを指します。
作業療法士としての自施設内での研修と実践経験、自施設外での研鑽経験から成る5年間の実地経験を通して、上位者の助言、指導、
確認を得つつ標準的な実践能力の修得を目指します。
※クリックで拡大表示
実地経験の目的と修得する能力
登録作業療法士制度は、作業療法士の継続的・主体的な学びと実践を重視し、知識、技術、態度(習慣)の修得を支援する制度です。また、段階的な学びを支える体制の構築も重視しています。
具体的には、以下の2点を目的としており、これらの目的を達成するために実地経験が必要だと考えます
1. 研修中の作業療法士(前期研修・後期研修)が各施設や組織内外で、主体的に必要な指導・助言を受けながら研鑽を積み、標準的な実践能力を修得すること。
2. 研修中の作業療法士が所属する施設・組織における学修(指導・助言)体制の導入を促進し、学びの場を整えること。
研修中の作業療法士は実地で上位者の指導や助言を受けながら、標準的な作業療法を独力で実践する力と、それを後輩や学生に指導する力を段階的に修得します。
※クリックで拡大表示

実地経験を構成する者とその役割とは
実地経験は、研修中の作業療法士、指導・助言を行う「上位者作業療法士」、修了レベルを確認する「実地経験修了確認者」の3者で構成されます。
上位者作業療法士は、研修中作業療法士の目標設定を支援し、合意のもと助言・支援を行い、能力の修得を促します。
自己チェックリストや目標自己管理シートを活用し、進捗確認や段階的な支援を行います。実地経験修了確認者は、研修中作業療法士とともに、前期研修の修了を確認します。
修了確認は会員歴2年目以降なら随時可能ですが、後期研修の受講は会員歴3年目以降となります。
実地経験修了確認者の要件
実地経験修了確認者になるには要件があります。こちらをご覧ください。
実地経験で使用するツールとは
前期・後期研修の実地経験を段階的に進められるよう、日本作業療法士協会版として3種類のツールを作成しました。
実地経験ツールの使用方針として、③のみ研修中作業療法士全員が共通で使用し、①・②については【日本作業療法士協会版】、【自施設版】の選択制としました。
なお、協会版に該当するツールの有無は、ツールの内容に関わらず、各現場で判断してください。
実地経験の進め方について
実地経験全体の流れからです。研修中作業療法士は5年間の実地経験を通して、主体的に指導・助言・確認を求め、標準的な作業療法実践能力の獲得を目指します。
このために自己チェックリスト・目標自己管理シートを用いて進捗を管理します。上位者作業療法士は必要な指導・助言を行い、段階的・漸減的な支援を行い、
研修中作業療法士が 標準的な作業療法を独力で実践できる能力の修得を促します。実地経験修了確認者は、確認表を用いて前期研修中作業療法士の実地経験到達レベルを確認します。
※クリックで拡大表示
前期実地経験において研修中作業療法士と上位者作業療法士、実地経験修了確認者が実施する事項
自施設内での前期実地経験は図の手順で進みます。
※クリックで拡大表示
○ 前期実地経験 2年間(ラダーレベル1の実践能力修得)
◇ 目標:指導・助言・確認をのもとで作業療法を実践できるレベル
◇ 進め方
- 1)実地経験に使用するツールの選択
・(A)研修中作業療法士 は、(B)上位者作業療法士 の指導・助言を得て、使用するツール
(日本作業療法士協会版 または 自施設版)を選択します。
------------------------------------------
- 2)目標自己管理シートの作成
•(A)研修中作業療法士は、②目標自己管理シート(それに該当するもの)を作成します。
•この時、(B)上位者作業療法士 は、➀実地経験自己チェックリスト を参考に、各々の施設・
組織に適合する目標自己管理シートの作成を支援し、 (A)研修中作業療法士の目標と
具体的行動について確認・合意します。
------------------------------------------
- 3)実地経験の遂行中
•(A)研修中作業療法士は、(B)上位者作業療法士などの指導・助言を得て、実地経験を進め、
自分ができるようになった項目とレベルを ➀実地経験自己チェックリスト に記入してゆきます。
------------------------------------------
- 4)定期的な振り返り(概ね半年ごと)
•(A)研修中作業療法士は、概ね半年程度の期間ごとに、 ➀実地経験自己チェックリスト と
②目標自己管理シート を用いて、目標達成度を振り返り、次の期の目標と具体的行動を計画します。
•この時、(B)上位者作業療法士 は確認・指導・助言の役割を担っていただきます。
------------------------------------------
- 5)実地経験修了確認
前期・実地経験の2年目には(A)研修中作業療法士と(C)実地経験修了確認者 が、
③実地経験修了確認表 を用いて、実地経験修了の相互確認(ラダーレベル1到達)を行います。
自施設外研鑽とは-前期実地経験中の必須回数について-
自施設外研鑽とは日本作業療法士協会の定める規定により、基礎研修ポイント付与に該当すると認められた学会や研修会などでの研鑽経験であります。
5年間の研修中に様々な学会や研修会に参加し、新しい知識・技術の習得に励んで下さい。なお、前期実地経験中の自施設外研鑽経験には必須回数を設けています。
すべての研修中作業療法士は2年間の前期実地経験中に所属する士会の学会や研修会に2回以上参加することが必須です。
自施設内に修了確認者がいない場合には、さらに2回以上の基礎ポイント対象の学会や研修会に参加、合計4回以上の研鑽が必要です。
※クリックで拡大表示
前期実地経験の修了時の手続きについて
実地経験の2年目には、実地経験修了確認者とともに確認表を用いて相互確認を行い、修了の確認後に提出します。
前期研修2年目以降であればいつでも実地経験修了の確認を受けることが可能です。ただし、後期研修は会員歴3年目以降でなければ受講できません。
前期実地経験修了時の手続きは自施設や組織内に実地経験修了確認者がいる場合といない場合で、自施設外研鑽回数と提出方法が異なります。
自施設や組織内に実地経験修了確認者がいる場合は研修中作業療法士が実地経験修了確認表を、LMSに提出してください。
いない場合には4回以上の自施設外研鑽の受講を証明する書類と実地経験自己チェックリストコピーを提出してください。
後期研修の実地経験について
後期研修の実地経験については登録作業療法士の到達目標である「標準的な作業療法プロセスに従い、独力で作業療法を実践し、
後輩や学生を指導できること(ラダーレベル4の実践能力修得)」を目指し、自己チェックリスト・目標自己管理シートを用いて実地経験の進捗を管理します。
なお、証明書類等の提出や申請は不要です。
※クリックで拡大表示
登録作業療法士の申請及び更新について
登録作業療法士の申請手続き
登録作業療法士となるための要件である研修と講習を終えた後は、
各会員のポータルサイトなどから届く(予定)の手続き案内にしたがって申請手続きを行ってください。
登録作業療法士の更新手続き
登録OTとなった者は、5年毎に更新する必要があります。
その要件は、5年間に基礎研修ポイントを50ポイント以上取得することです。
※基礎ポイント付与に該当する学会、研修会などの情報は、
基礎ポイントについておよびSIG等認定一覧から、研修主催団体が登録されていることを確認してください。
認定作業療法士・専門作業療法士を目指す
研修中OTは、前期研修、後期研修中であっても、認定OTや専門OTを目指して、研修を受講することが可能です。
専門作業療法士を目指す
研修中OTは、OT協会に入会すれば、各専門分野の専門研修を受講することが可能です。
ただし、専門分野ごとに受講条件が異なる場合があるため、
専門作業療法士制度を確認してください。
認定作業療法士を目指す
研修中OTは、以下の研修の修了により認定OT取得研修を受講することができます。
(下記の図中の黄色部分を修了すれば、後期研修中に受講が可能です。)
1. 前期研修
1-1)講義(eラーニング)
1-2)前期実地経験修了
2. 後期研修(講義・演習)修了
3. MTDLP基礎研修修了
※クリックで拡大表示

