DAA(デジタルアクセシビリティアドバイザー)制度と作業療法の実践
研修分類 | 重点 教育部 |
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講座名 | DAA(デジタルアクセシビリティアドバイザー)制度と作業療法の実践 |
概要および目的 |
【概要】 ICT機器利用を支援するために必要な基礎的な知識や技術を学び、作業療法士からICT利活用支援に関する具体的事例(例:アクセシビリティ機能の活用支援、IoT機器による住環境整備、テクノロジーを活用した生活行為の改善、3Dプリンターによる自助具作成、eスポーツを活用した社会参加支援など)の実践報告と講師を交えたディスカッション、参加者同士のグループワークを通じて、ICT利活用を進める際の課題や解決策について共有し、作業療法の支援技術の1つと理解する。 また、国(デジタル庁)が進める「デジタル推進委員」に作業療法士として参画できるよう、協力団体の認定制度について知る。 【目的】 作業療法において、ICT(情報通信技術)機器の活用は、必要不可欠な支援技術となっている。日本作業療法士協会では、生活環境支援推進室を通じてIT(Information Technology)機器のレンタル事業を展開し、会員に支援技術の1つとして普及を図ってきた。近年では、スマートフォンやタブレット、各種アプリといったICTが目覚ましく発展し、「デジタル自助具」として生活の中に広く浸透してきている。これらは、従来の自助具、福祉用具や支援機の役割を超えて、日常生活の中で遊び、学び、仕事など、あらゆる場面で個々人の可能性を広げる力を持っている。 作業療法士はこのようなICTを専門的な視点から活用することにより、対象者により質の高い生活行為の実現がを可能にする支援ができることになる。 国(デジタル庁)では、令和4年からデジタル機器・サービスに不慣れな方等に対して利用のサポートをする「デジタル推進委員」の取組を進めており、作業療法士としても対象とするさまざまな障害児・者や高齢者によりよい生活行為の向上の一助とすることが期待でき、この取組に参画すべきと考えている。 本研修では、ICT機器の適切なコーディネートや利活用を支援する知識と技術を具体的な事例を基にして、作業療法におけるICTの活用を推進する人材育成を目的とする。また、「デジタル推進委員」の取組に協力する1つとして一般社団法人日本支援技術協会は認定制度(DAA)施行している。 |
対象者(応募資格) | 日本作業療法士協会正会員 |
日程 |
2026年02月01日(日) 9:00~17:00 |
場所 | web開催 |
参加費 | ¥4,000 |
講師 |
田代 洋章 氏(一般社団法人日本支援技術協会 事務局長) 河津 聡(大阪急性期・総合医療センター) 田中 勇次郎 角田 恵美(東京天使病院) 新納 侑(長谷川病院) 勝原 勇希(森ノ宮医療大学) 渋谷 亮仁(西新潟中央病院) 森脇 繁登(島根大学医学部附属病院) 植田 友貴(西九州大学 リハビリテーション学部) 林 園子(ソフィア訪問看護ステーション 不動前) |
プログラム(予定)※プログラム変更の場合がありますのであらかじめご了承ください。 |
<予定> 8:30 ~ 9:00 ZOOMミーティングルーム入室開始 9:00 ~ 9:05 開会の挨拶 9:05 ~ 9:10 その他 事務連絡 9:10 ~ 9:30 30分 講義① 国の進めるデジタル社会の実現に向けて 09:40 ~ 10:40 60分 講義② ICT機器利用を支援するために必要な基礎的な知識や技術:田中勇次郎 10:40 ~ 11:40 60分 講義③ デジタル推進委員の取組とDAAについて:一般社団法人日本支援技術協会 事務局長 田代 洋章 質疑応答・事務連絡 12:00 ~ 13:00 休憩 昼休憩 13:00 ~ 14:30 90分 講義④ ICT利活用に関する知見の共有 ・身体障害領域 角田恵美 ・精神障害領域 新納侑 ・発達障害領域 勝原勇希 小休憩 14:50~16:20 90分 グループワーク 講義⑤ ICT技術の支援の課題と解決策 河津聡 質疑応答(講師全員) 16:30 閉会 事務連絡にて終了 |
備考 |
◆お申込み前にこちらを必ずご確認ください。https://www.jaot.or.jp/files/page/kyouikubu/kenshuukai/common/moushikomi-youkou.pdf ◆【受講生の WEB 環境の確認】(https://www.jaot.or.jp/files/page/kyouikubu/kenshuukai/common/webkankyoukakunin.pdf)をご覧の上お申し込みください。 |
お申込みは会員ポータルサイトから