認知症訪問作業療法実践プロトコル研修
| 研修分類 | 重点 教育部 |
|---|---|
| 講座名 | 認知症訪問作業療法実践プロトコル研修 |
| 概要および目的 |
【概要】 研修の中心となる「認知症訪問作業療法実践プロトコル」は、アルツハイマー型認知症と診断され、MMSE(Mini-Mental State Examination)28点以下、FAST(Functional Assessment Staging)ステージ3~6に該当する方を対象とした訪問による作業療法プロトコルです。本プロトコルの実践により、介護者の負担感の軽減や対象者のADL(日常生活動作)の改善といった効果が認められています。研修では、以下の内容を通じて理解と実践力の向上を図ります。 • 認知症の治療とリハビリテーションの関連性を踏まえた、実践プロトコルの開発背景に関する講義 • 認知症に関するアセスメント手法に関する講義 • 実践事例の紹介を踏まえたグループワークの実施 【目的】 我が国の認知症施策にリハビリテーションが位置付けられたのは、2015 年1月に厚生労働省から示された認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)においてです。新オレンジプランでは、認知症の方に対するリハビリテーションについては、「実際に生活する場面を念頭に置きつつ、有する認知機能等の能力をしっかりと見極め、これを最大限に活かしながら、ADL(食事、排泄等)や IADL(掃除、趣味活動、社会参加等)の日常の生活を自立し継続できるよう推進する」こと、また、認知機能障害を基盤とした生活機能障害を改善するリハビリテーションモデルの開発が必須であり、研究開発を推進することも示されました。 こうした国の方針を受けて、本会では認知症の方への作業療法に関する取り組みを積極的に推進し、地域共生社会の実現に向けた5ヵ年戦略の重要施策の一つとして、「認知症のリハビリテーションにおける作業療法士の実践の推進」を掲げております。また。令和4年度より老人保健健康増進等事業の一環として「認知症訪問作業療法実践プロトコル」の開発を進めてきました。本研修では、認知症のリハビリテーションへの理解を深めるとともに、認知症の方への作業療法の臨床実践の推進を目的としています。 |
| 対象者(応募資格) | 日本作業療法士協会正会員 |
| 日程 |
2026年01月17日(土) 9:00~17:00 |
| 場所 | web開催 |
| 参加費 | ¥4,000 |
| 講師 |
新美 芳樹氏(医師/東京大学) 村井 千賀(石川県立こころの病院) 林 怜子(石川県立こころの病院) 石原 弥生(山口県立こころの医療センター) 阿部 哲敬(あさかホスピタル) 鴻 真一郎(三宿病院) |
| プログラム(予定)※プログラム変更の場合がありますのであらかじめご了承ください。 |
08:30 ~ 9:00 ZOOMミーティングルーム入室開始 09:00 ~ 9:05 開会の挨拶 ・・村井常務理事 09:05 ~ 9:10 事務連絡 09:10 ~ 10:40 90分 講義① 認知症の治療とリハビリテーション・・新美芳樹 10:40 ~ 12:00 80分 講義② 実践プロトコルの開発と認知症のアセスメント ・・村井千賀 12:00 ~ 13:00 休憩 昼休憩 13:00 ~ 14:30 90分 講義③ 事例の紹介 (1事例30分×3事例) テーマ:視覚的構造支援の例(阿部)、反復練習の例(鴻)、家族指導の例(石原) 小休憩 14:40 ~ 16:30 110分 グループワーク (林) テーマ:事例に基づく、課題解決に向けたアセスメントとプログラム 16:30 ~ 17:00 質疑応答(講師全員) 事務連絡にて終了 |
| 備考 |
◆お申込み前にこちらを必ずご確認ください。https://www.jaot.or.jp/files/page/kyouikubu/kenshuukai/common/moushikomi-youkou.pdf ◆【受講生の WEB 環境の確認】(https://www.jaot.or.jp/files/page/kyouikubu/kenshuukai/common/webkankyoukakunin.pdf)をご覧の上お申し込みください。 |
お申込みは会員ポータルサイトから
