協会からのお知らせ

作業療法マニュアルシリーズ 新刊のお知らせ

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学術・研究

協会刊行物

このたび、『生活支援用具と環境整備』と題して
作業療法マニュアルNo.71 『生活支援用具と環境整備Ⅰ―基本動作とセルフケア―』
作業療法マニュアルNo.72 『生活支援用具と環境整備Ⅱ―IADL・住宅改修・自助具・社会参加―』の2巻を発刊しました。

 今回のマニュアルは、作業療法士が生活支援を行う際に必要となる、用具と住環境整備に関する知識や情報をコンパクトに整理し、すぐに臨床活動に活かすことができる具体的なヒントや事例を多く掲載しています。
 また、福祉用具法に定められている福祉用具、介護保険で扱う福祉用具だけでなはなく、自助具・共用品や一般市販の便利用具、住宅改修等、作業療法士が対象者に用いる用具のすべてを扱い、包括する広義の意味合いとして「生活支援用具」という用語を用いました。これらの用具や住環境整備の特性を、図を豊富に用いて具体的に解説するとともに、作業療法介入および用具の適合・環境整備のプロセスや考え方、また諸制度の利用のための知識や事務書式なども掲載しました。


 第1巻では、ADL・IADLの基本的な知識、生活支援用具適応までの評価(アセスメント)のプロセス、姿勢保持や移動等の生活支援用具の適合に必要な基本的知識の総論と、入浴、排泄,、食事、更衣、整容のADLに焦点を当て、項目ごとに臨床場面で一般的に利用されている生活支援用具を紹介しています。事例では、脳血管障害、脊髄損傷、肢体不自由児・重症心身障害児、関節リウマチ、難病、高齢者を取り挙げ、ADLにおける作業療法の介入の考え方や用具の適応,環境整備について詳しく述べています。
 第2巻では、福祉用具の支給制度についての総論と、IADLや社会参加、住宅改修や自助具等の環境整備に焦点を当て、脳血管障害、脊髄損傷、発達障害(肢体不自由児)、関節リウマチ、進行性疾患、高齢者のIADLや社会参加、自助具作製や環境整備の事例紹介、書式集で構成されています。
 まずは、臨床活動のなかですぐに利活用できそうなページをめくり、ヒントを得てほしいと思います。そして作業療法士の大きな武器である「環境」への積極的な介入のために、生活支援用具と環境整備の臨床活用の一助として本マニュアルを活用していただければ幸いです。

マニュアルの注文方法については、こちら