『作業療法』『Asian Journal of Occupational Therapy』

学術誌『作業療法』投稿規定・執筆要領

※ご投稿に関するお問い合わせ先

E-mail jotr_ed★capj.or.jp(学会誌刊行センター内 作業療法論文投稿システム担当)★を@に変えてお送りください。

投稿規定(2023. 12. 15改定,2023. 12. 15更新)

1 .投稿内容について
 作業療法の学術的発展に寄与する論文として,「総説」,「原著論文」,「実践報告」,「短報」(以下,論文)の投稿を随時受け付けます.ただし,他誌に発表された論文,または投稿中の論文はお断りします.また事前に,日本作業療法士協会ホームページの「査読に関してのチェックリスト」と投稿内容を確認してください.

2 .倫理的事項について
 著者は研究倫理教育を受けている必要があります.また,著作権や研究対象者の人権尊重に努めてください(文部科学省・ 厚生労働省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」を参照).論文に関連する企業や営利団体等との利益相反(COI)の有無について(ある場合は,その内容も)記載してください(厚生労働省の「研究に関する指針につい て」を参照).また,助成金(資金援助)を受けた場合は,それが特定できる番号を登録してください.

3 .著者について
 筆頭著者は本会の会員で当該年度(投稿時から掲載時)の会費を納めている方に限ります.ただし,他職種の方が投稿を希望される場合は,【主要な研究結果とその重要性および作業療法の学術的発展に寄与する理由】を記した「他職種筆頭著者申請書」を提出して受付可否の判断を仰いでください.共著者は本会会員でなくても構いませんが,作業療法士の場合は本会会員であること,当該年度(投稿時から掲載時)の会費を納めていることを条件とします.なお,著者の数は原則として5 名までとし,それを超える場合は理由を記した「著者数超過申請書」を提出して例外的採否の判断を仰いでください.申請については,下記の7-3)を参照してください.

4 .責任著者について
 責任著者が投稿してください.筆頭著者と責任著者が異なる場合は,入力する著者名の順番を,筆頭著者,責任著者にしてください.なお,責任著者は,掲載後に論文の責任者として問い合わせを受ける著者となります.

5 .論文の種別と規定枚数について
 1 ) 総説:国内外の作業療法および関連する医療・保健・福祉の動向,政策,潮流など時宜に適った話題に関する総括的解説および提言.作業療法および作業療法関連科学の特定のテーマについて,過去の研究を概観し,将来的展望を視野においた組織的な論評および総括.論文の長さは,本文と文献のみ(図・表なし)の場合,A4 サイズ(1枚は40字×40行1,600字)10枚(16,000字には改行等による空白も含む)とします.図・表は10点以内とし,図・表がある時は大きさにより,本文と文献の文字数を減らしてください(最大サイズの図1 枚(2,000字分)と表1 枚(2,000字分)がある時,本文と文献は7.5枚(12,000字)となる).図・表の基準は執筆要領11 を参照してください.
 2 ) 原著論文:実験,調査,臨床経験,理論研究などから得られた独創的で斬新な知見を含む結果の考察および記述.論文の長さ,図・表は1)に準じます(図・表がある時は大きさにより,本文と文献の文字数を減らしてください).
 3 ) 実践報告:特色ある作業療法実践(事例報告を含む)に焦点を当てた報告.治療手段としての活動,道具(自助具,遊具,生活用具),情報,アイデアの紹介.論文の長さは,本文と文献のみ(図・表なし)の場合,A4 サイズ(1枚は40字×40行1,600字)8枚(12,800字には改行等による空白も含む)とします.図・表は1)に準じます(図・表がある時は大きさにより,本文と文献の文字数を減らしてください).
 4 ) 短報:独創性のある所見,見解の速やかな発表を期待するパイロット的研究報告.後に詳しい「原著論文」として書くことが期待されます.論文の長さは,本文と文献のみ(図・表なし)の場合,A4 サイズ(40 字×40 行)3枚(4,800 字)とし,図・表は2 点以内としてください(図・表がある時は大きさにより,本文と文献の文字数を減らしてください).

6 .執筆について 「執筆要領」に従ってください.

7 .投稿について 論文投稿システム(Editorial Manager)から投稿してください.
 1 )投稿の準備Editorial Managerでユーザー登録をしてください.
 2 )投稿の方法:以下のファイルをEditorial Managerへアップロード,または事項を登録します.
 ①本文と文献,②図・表,③カバーレター,④作業療法士である著者全員の会員証データ, ⑤筆頭著者の研究倫理教育修了証
 論文種別,標題(日本語・英語),著者情報(所属機関名,全員のメールアドレスなど),分野,キーワード(日本語・英語),抄録(要旨,日本語・英語)は登録が必要です(コピー&ペーストは可能).詳細は執筆要領3 を参照してください.
 3 ) 投稿についての各種承諾・申請事項Editorial Manager内で同意していただきます.共著者に関しては,責任著者が投稿時に登録を行い,全ての共著者自身に「共著者確認」をしていただきます(各共著者に確認メールを通知します).また,申請が必要な場合は,日本作業療法士協会ホームページの学術誌編集委員会ページより,「他職種筆頭著者申請書」,「著者数超過申請書」,「掲載に係る申請書」をダウンロードし,必要事項を記入後,Editorial Managerへアップロードしてください.

8 .再投稿について
 修正後再査読の論文は4ヵ月(120 日)以内Editorial Managerより再投稿してください.

9 .採否について
 論文の採否は学術誌編集委員会において決定します.場合により,加筆,修正をお願いすることがあります.また編集委員会の責任において,多少の字句の訂正をすることがあります.

10.掲載について
 論文の掲載は掲載可(受理)の日付順とします.ただし,特急掲載を希望する場合は,1 ページあたり15,840 円×論文全ページ分の著者負担により,掲載可(受理)から掲載までの期間が最短になります.また,規定文字数を超過した論文は,査読審査で認められると掲載となりますが,掲載時の超過部分の経費(1 ページあたり15,840 円×超過ページ数分)は著者の自己負担となります.
『作業療法』の規定掲載ページ数(英語要旨を含む):総説・原著論文;10ページ,実践報告;8 ページ,短報;5 ページ


11.校正について
 著者校正は原則として1 回とします.校正は赤字で行い,指定の期限内に返送してください.

12.別刷進呈について
 筆頭著者が希望する場合には,別刷30 部を進呈します.また,50 部単位で有料別刷(実費)を作成することができます.

学術誌編集委員会事務局,Editorial Manager に関するお問い合わせ
 E-mail jotr_ed@capj.or.jp(学会誌刊行センター内 作業療法論文投稿システム担当)


作業療法Editorial Managerに関しては,日本作業療法士協会ホームページ(https://www.jaot.or.jp/academic_journal/gakujutsushi/)をご覧ください.

*掲載された論文の著作権(著作人格権,著作財産権)は著者に帰属します.著者は日本作業療法士協会へ,同協会が公益事業に役立てるために行う掲載論文の複写・複製・翻訳・翻案・要約および第三者への転載許諾の権利を譲渡するものとします.なお,機関リポジトリへの登録は掲載号の電子公開時点から出版社版(PDF)の公開を認めます.

執筆要領(2023. 12. 15改定,2023. 12. 15更新)

1 .論文の構成は,標題,著者情報,抄録(要旨,日本語・英語),キーワード(日本語・英語),本文と文献,図・表とします.

2 .カバーレターを用意する必要があります.カバーレターの書き方は下記の6 を参照してください.

3 .投稿時には,論文種別(原著論文,実践報告など),標題(日本語・英語),著者名(5 名まで,日本語・英語),会員番号(非会員は職種),職種英文略称著者全員のメールアドレス,所属機関名(日本語・英語),分野,キーワード(日本語・英語.作業療法キーワード集にない日本語キーワードにはカッコを付けてください.英語キーワードはカッコ不要です),利益相反(COI),助成金(資金援助),著者ごとの役割(責任著者も明記),謝辞などの情報を登録する必要があります.なお,倫理上の配慮については下記の8 を参照してください.

4 .抄録(要旨,日本語・英語)は,すべての論文に必要です.日本語の抄録(要旨)は300 字以内,英語の抄録(要旨)は100~250 ワードとします.抄録(要旨)は,原則として,目的,方法,結果,結論が明らかになるように記述してください(特に「原著論文」の場合).見出しを用いて記載する場合は,【】を用いてください(例【目的】).英語の抄録(要旨)は,著者の責任において,適正な英文原稿としてください.なお,掲載可(受理)となった論文は,英語を母国語とする人に英文の確認を依頼しますので,学術誌編集委員会の責任において,英文を変更することがあります.

5 .本文と文献はMS-Word で作成し,A4 サイズ横書き40 字×40 行(印刷の向きは縦)に書式設定し,行頭に行番号をつけフッターにページ番号を挿入して,文字サイズは10. 5 ポイント,書体はMS 明朝としてください(日本作業療法士協会ホームページより「テンプレートファイル」がダウンロードできます).本文は,原則として,目的,方法,結果,考察,結論が明らかになるように書いてください(特に「原著論文」の場合).文献リストの書き方は下記の10 を参照してください.本文中の倫理審査,COI,謝辞,助成金情報等の記載において,個人名や所属機関名等はブラインドにしてください.(例 共同著者の A は B 株式会社と共同研究を行っており,旅費等の助成を受けている.)最終的に掲載する正式な記載はEditorial Manager に登録してください.

6 .カバーレターには,以下の①~⑦をMS-Word のA4 サイズ横書き(文字サイズ・書体・書式は自由)で記載してください(日本作業療法士協会ホームページで「カバーレターサンプル」が参照できます).
 ①投稿日,②論文標題,③論文種別(総説・原著論文・実践報告・短報のいずれか),④主要な研究結果とその重要性(投稿する研究結果がその分野の知識をどのように発展させられるのか),⑤作業療法の学術的発展に寄与する理由,⑥筆頭著者の氏名および連絡先(メールアドレス),⑦責任著者の氏名および連絡先(メールアドレス).

7 .文章表現は以下の点に留意してください.
 1)現代かなづかい・算用数字とし,国際単位系(SI 単位)記号を用いてください(例;m, cm, mm, ml, kg,㎠ など).
 2)外国人の人名は,原語で表記してください.
 3)学術用語はできるだけ訳語を用い,必要なら( )内に原語を入れてください.日本語化していればカタカナとします.
 4)本文中で複数回略語を使用する場合は,初出箇所で(以下,略語)のように明示してください.(例1  作業療法(以下,OT) 例2  作業療法(Occupational Therapy;以下,OT))
 5)本文中の句読点は,全角のカンマ(,)とピリオド(.)を使用してください.

8 .倫理上の配慮について
 1)論文として掲載される研究は,調査・研究の倫理的原則に従っている必要があります.著者は研究倫理教育を受けている必要があります.また,研究対象者の権利を尊重した表現を行う義務があります.学術誌編集委員会は,必要に応じて,これらの事項に関する証明を著者にお願いすることがあります(筆頭著者は研究倫理教育を受けた証明の添付が必須です).
 2)人を対象とする生命科学・医学系研究の場合,原則,所属機関等の倫理審査を受け,承認を得ている必要があります.承認を得た場合は倫理審査機関の正式名称および承認番号(ない時は承認年月日)をEditorial Manager に登録し,投稿原稿本文には機関名を伏せて倫理審査を受けたことを記載してください(例 A 大学病院の倫理審査を受けて研究を実施した(承認番号 123456)).
 3)倫理審査を受けていない場合は,所属施設(または部門)の責任者より文書による承認を得て,その旨を本文中に記載してください(例 本投稿について,所属長より書面にて承認を得た).また,研究対象者へのインフォームド・コンセントの手続きについて,本文中に記載してください.
 4)個人情報保護のため,対象者の入院施設等は施設名を記載せず,「A 病院」等のブラインド記載,あるいは総合病院,精神科病院,介護老人保健施設等の名称で表現してください.

9 .引用・転載について
 論文作成にあたっては,著作権についての配慮を行ってください.論文中に他の著作物からの引用を行う時には,出典を文献リストに記載し,その文献番号を該当箇所に明記してください.また,引用の範囲を超えた「転載」には,著作権者やその著作物の出版社の許諾が必要です.論文掲載に必要となる「転載」についての手続きは,著者が責任を持つこととします.

10.文献リストは引用文献のみとし,引用順に配列してください.著者は,5 名までを記載して,6 名以上は“,他”(または“, et al”)とし,表記の形式は下の記載例にならってください(雑誌名は正式な文献略称[海外誌はPubMed に準拠]で表記).和文誌の場合は,記号(カンマ,ピリオド)も含めて全角,英数字とページ数表記(例 pp.82-87)のみ半角としてください.欧文誌の場合は,記号も含めてすべて半角としてください.下記の例以外は日本作業療法士協会ホームページで「文献リスト記載ガイド」を参照してください.
例 1) 【和文雑誌】 著者:論文タイトル.雑誌名 巻数(号数):開始-終了ページ,発行年.
 能登真一,村井千賀,竹内さをり,岩瀬義昭,中村春基:地域在住の要介護高齢者に対する「生活行為向上マネジメント」を用いた作業療法の効果─多施設共同ランダム化比較試験─.作業療法 33(3):259-269,2014.
例 2) 【和文書籍】 著者:章タイトル.書籍の編者・編または監修者・監修,書名(巻数)版数,出版社,発行年,pp.(開始-終了ページ)または p.(単ページ).
 澤田雄二:作業療法ガイドライン.日本作業療法士協会・監修,作業療法概論(作業療法学全書 1)第3版,協同医書出版社,2010,pp.52-59.
例 3) 【欧文雑誌】 著者: 論文タイトル. 雑誌名 巻数 (号数) : 開始-終了ページ, 発行年.
 Law M, Baptiste S, McColl M, Opzoomer A, Polatajko H, et al: The Canadian occupational performancemeasure: An outcome measure for occupational therapy. Can J Occup Ther 57(2): 82-87, 1990.
例 4) 【欧文書籍】 著者: 章タイトル. In 書籍の編者 (ed または eds), 書名 (巻数) 版数, 出版社, 発行都市, 発行年, pp.(開始終了ページ)または p.(単ページ).
 Reid J : Computer and occupational therapy. In Creek J(ed), Occupational therapy and mental health, Churchill Livingstone, New York, 1990, pp.267-288.
例 5) 【翻訳された書籍】 著者(訳者・訳):章タイトル.書籍の編者・編(監訳者・監訳)または監修者・監修,書名(巻数)版数,出版社,発行年,pp.(開始-終了ページ)または p.(単ページ).
 Schwartz K(清水一・訳):身体障害への介入に見る歴史と実践の流れ.Pendleton HM, Schultz-Krohn W・編著(山口昇,宮前珠子・監訳),身体障害の作業療法 第6版,協同医書出版社,2014,pp.23-33.
例 6) 【和文 Web ページ】 ページ作成者:ページタイトル.URL(参照 参照日).
 日本作業療法士協会:学術誌「作業療法」論文投稿に関する倫理指針.https: //www.jaot.or.jp/academic_journal/gakujutsushi_rinri/(参照 2020-06-15).
例 7) 【欧文 Web ページ】 ページ作成者: ページタイトル. URL (accessed 参照日).
 World Federation of Occupational Therapists: About occupational therapy. https: //wfot.org/about/aboutoccupational-therapy (accessed 2020-12-15).
例 8) 【発行前にオンライン公開された雑誌】 著者:論文タイトル.雑誌名,doi [published online ahead of print 公開日].
 Ceravolo MG, Arienti C, de Sire A, Andrenelli E, Negrini F, et al: Rehabilitation and Covid-19: The Cochrane Rehabilitation 2020 rapid living systematic review. Eur J Phys Rehabil Med, doi: 10. 23736/S1973-9087. 20. 06501-6 [published online ahead of print July 24, 2020].
例 9) 【オンラインジャーナル(Web 公開のみの雑誌)】 著者:論文タイトル.雑誌名 巻数(号数):Article ID,発行年,doi.
 Nuño L, Guilera G, Coenen M, Rojo E, Gómez-Benito J, et al: Functioning in schizophrenia from the perspective of psychologists: A worldwide study. PLoS ONE 14(6): e0217936, 2019, doi: 10. 1371/journal.pone.0217936.

11.
図・表は誌面の1ページ分を最大サイズ(165 mm×250 mm(本文と文献の2,000字分))として作成してください.次の点にも留意してください(日本作業療法士協会ホームページで「図・表作成ガイド」を参照してください).
 1)図はMS-Excelでの作成を推奨します.表はMS-Excelで作成しそのままアップロードしてください.
 2) 図・表の最小文字が8 ポイント以下の場合,組版で拡大されることがあります.それにより規定掲載ページ数超過となった場合は料金が発生します(投稿規定10).
   3)図は白黒で鮮明なものを準備し,そのまま製版することを想定した大きさで作成してください.
 4)写真(図として扱う)は,カラー掲載しない場合には白黒とし,トリミングを工夫してください.
 5)図・表はすべて番号とタイトルをつけ,必要があれば説明文も入れてください.番号・タイトル・説明文も図・表のサイズに含まれます.
 6)本文中に図・表の挿入場所を記載してください(例:…の結果を図1 に示す.または …の結果を示す(図1).など)
 7)引用・転載の図・表は,それぞれの出典を明記してください.
 8)必要がない限り,表に縦線は使用しないでください.
 9)表中で強調が必要な場合は下線,網掛け,枠で囲む,のいずれかの方法を用い,脚注へ説明を入れてください.
 10)図のカラー印刷は,経費が自己負担となります(詳細は,学術誌編集委員会事務局へお問い合わせください).

12.修正投稿時は「査読者への回答」を添付してください.本文・表中での変更箇所は黄色ハイライトで明示してください(図は使用不可).